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2012年6月 9日 (土)

海外出張20日目 ~ブハラ日帰り旅行~

 今朝は迎えに来てくれたローカルスタッフのハンダナ、そしてY君、エスラとホテルを朝5時45分に出て、空港へ向かいました。 目的地は旧市街地が世界遺産に登録されているブハラです。  いつも国際線が離発着する時に使っているタシュケント2のターミナルかと思っていたら、何やら国内線専用ターミナルのターミナル3が新設されたようで、そちらへ行きました。


タシュケント国内線専用ターミナル(Tashkent Aeroporti 3)


ターミナル内


ウズベキスタン航空ブハラ行き飛行機


機内

 飛行機は7時15分にタシュケントを出発し、一時間ほど飛行して8時過ぎにブハラ空港へ到着しました。


飛行中の窓からの景色


ブハラ空港

 空港から直接引き合い先に商談に行き、その後旧市街のニュームーンホテルで観光ガイドを手配してもらい、観光へ出かけました。


ブハラ旧市街入口

 まず名所の一つであるリャビ・ハウズ(ラビハウズ)に行き、池の近くのレストランで食事することに。 リャビ・ハウズとは、36mx46mの大きさの人工の池です。


リャビ・ハウズ(Lyab-i Hauz)

 リャビ・ハウズの前には、1622年にブハラ・ハーン国の大臣ナディール・ディヴァンベギが建てたナディール・ディヴァンベギ・マドラサがあります。 入り口には、白いシカを掴んだ鳳凰が、人の顔をした太陽に向かって飛んでいる絵が描かれています。 本来は偶像崇拝を否定するイスラム教の教義に反していますが当時の王様がどうしても自分の顔を描きたかったみたいですね。


ナディール・ディヴァンベギ・マドラサ (Nadir Devanbegi Madrassah)

 レストランの入口前の池端には、歴史を感じさせる樹齢500年以上もある桑の大木が植わっています。


西暦1477年に植えられた桑の古木


池のすぐ横にあるレストラン

 ガイドさんに相談して注文した料理は、ブハラ名物の壷入りのスープ、ブハラ風プロフ、カニカマ入り米のサラダ、ラムひき肉のシャシリク、鶏のグリル等です。


ブハラ風プロフ


カニカマ入り米サラダ


壷入りラム肉のスープ


ラムひき肉のシャシリク


鶏のグリル

 スープは塩気が足りなくて今ひとつでしたが、ブハラ風プロフは、サマルカンドで以前食べたプロフより油が少なくあっさりしていて結構美味しかったです。

 お腹が一杯になった所で、ガイドさんについて旧市街を観光しました。 まず初めに行ったのは、タキ(Toki)と呼ばれる通りの交差点にドーム型の屋根を付けた市場の一つであるタキ・サラフォンです。 市場の中ではいまでも土産物を売る露天が商売をしています。


タキ・サラフォン (Toki Sarafon)


スカーフ屋


帽子屋

 それからすぐ近くにある9世紀に造られたものの、その後発見される1936年まで土中に埋もれていたマゴキ・アッタリ・モスクへ。 モスクが建てられる以前はゾロアスター教と仏教寺院があったそうで、モスクはそれらの遺跡の上に立てられているそうです。


マゴキ・アッタリ・モスク(Magoki-Attori Mosque)

 そしてまた別の市場である、タキ・テルパク・フルシャン(Toki Telpak Furushon)へ行きました。


タキ・テルパク・フルシャン


ウズベキの絵を売るお店


スザニ(伝統刺繍)のお店

 次に行ったウルグ・ベク・マドラサ(メドレセ)は、 ティムールの孫のウルグ・ベクが1418年に建設したマドラサで、中央アジアで現存する最古のマドラサだそうです。


ウルグベック・マドラサ(Ulugbek Madrasa)

 ウルグベック・マドラサの中は現在、露天商が軒を連ねています。 その中でウズベキスタンの民族楽器屋さんが、独特の楽器を奏でていました。 その時の動画はこちらこちらで見られます。


民族楽器の演奏


 ウルグベック・マドラサの向かいには、アブドゥルアジズ・ハーン・マドラサがあります。 このマドラサはウルグベック・マドラサより大分後の1652年に造られました。 ウルグベック・マドラサと比べるとその建築様式も大きく変化しています。


アブドゥルアジス・ハーン・マドラサ (Abudlaziz-Khan Madrasa)

 ガイドさんによると、自分の姿を残したかった王様の要望で、マドラサの中の一室には、暗くなると王様のシルエットが浮かび上がる場所があるそうです。


暗くなると王様のシルエットが浮かび上がる場所

 次にブハラの象徴として知られるカラーン・ミナレットがあるモスク、カラーン・モスクに行きました。


カラーン・モスク

 ミナレットとは、礼拝の時刻を知らせるためにモスクに造られている尖塔で、このカラーン・モスクは12世紀に造られて、高さが46メートルもあります。


カラーン・ミナレット

 タジク語で「偉大なモスク」という名前のカラーン・モスクは、その大きさゆえに13世紀初頭にチンギス・ハーンの軍隊が攻め入った際に宮殿と間違えて徹底的に破壊したそうです。 

 ただし、そのミナレットはチンギス・ハーンが塔を見上げた時に、彼の帽子が地面に落ちそれを拾う為に頭を下げた。 チンギス・ハーンは、「このミナレットは私に頭を下げさせた立派な塔だ。」と言って破壊しなかったと言う逸話が残っているそうです。

 ガイドさんによるとチンギス・ハーンは、老若男女を問わずかなりの数のブハラ市民を殺戮し、このモスクの中庭には当時数え切れない死体でがあったと言われているそうです。


カラーン・モスクの中庭

 次に訪れたアルク城は歴代ブハラ・ハーンの居城です。 最初にお城が作られたのは紀元前4世紀頃だそうですが、何度も外敵に破壊されては立て直され、現在残っている建物は18世紀のものだそうです。 ただ、1920年のソ連軍による爆撃により木造建造物が消失し、石造りの部分のみが残っています。


アルク城

 アルク城から歩いてすぐにあるバラ・ハウズ・モスクは、1712年建造のブハラ・ハーン専用のモスクで、他のモスクと異なるのは柱や天井が木造であることです。 

 このモスクは別名「40本柱のモスク」だそうですが、実際には高さ12mの柱が20本しかありません。 残りの20本は池に映った柱を合わせて40本と呼ばれたそうです。


バラ・ハウズ・モスク (Bolo-Hauz Mosque)

 次に訪れたのが、イスマーイール・サマニ廟です。 これはサーマーン朝イスマイール=サーマーニが9世紀末から10世紀半ばにかけて父親のために建造した霊廟で、のちにサーマーン朝の歴代の王の墓となったそうです。

 この建物は中央アジアに現存する最古のイスラム建築で、チンギス・ハーンの侵略時には砂に埋もれていて破壊されるのを逃れたそうです。


イスマーイール・サマニ廟

 イスラム教神秘主義教団ナクシュバンディー教団の開祖バハウッディン=ナクシュバンドを祭るバハウッディン・ナクシュバンディ廟へ行きました。 ここは中央アジアにおけるイスラム教の聖地として知られ、多くの巡礼者が訪れるそうです。


バハウッディン・ナクシュバンディ廟(Bahouddin Naqshubandi Majmuasi)

 それから20世紀初頭にブハラの最後のハンの夏の離宮として建造されたシトライ・マヒ・ホサ宮殿に行きました。


スィトライ・マヒ・ホサ宮殿

 宮殿はロシアの様式を取り入れたロシア・イスラム折衷様式となっていて、今まで見てきたブハラ独特の建造物とはずいぶん違います。


緑色で特徴的な回廊


宮殿


宮殿内部


白の間

 宮殿の奥には王様のハーレムだった所が現在スザニ博物館に変わっています。 王様はハーレム横の池で泳ぐ女性達を側のテラスから眺めて、気に入った女性にリンゴを投げてその日の夜伽させていたそうです。


ハーレム(現スザニ博物館)


ハレム横のテラス

 宮殿を見学した後はブハラを後にしてタシュケントへ戻る為に、ブハラ空港へ行きました。


ブハラ空港

 ブハラ空港を7時過ぎに出発する飛行機に乗り、タシュケントへは8時過ぎに到着しました。


タシュケント行きの飛行機


機上からみる遠ざかるブハラの街

 ホテルに戻りましたが、同宿のエスラは腹痛でダウン、Y君は夜中の飛行機でイスタンブールへ移動するための準備で夕食はパスしたいと言う事で、ホテルのレストランで一人で夕食を食べることになりました。

 まずは、地元のプルサーというビールを飲むことに。 そしてこの前食べて美味しかった、チキンティカをつまみに頼みました。


プルサー(Pulsar)ビール


チキンティカ

 〆も先日食べて美味しかったチキンティカ・バターマサラを食べる事に。 でもこの日はライスな気分じゃなかったので、素スパゲティーを持って来てもらい、カレースパとして食べました。


チキンティカ・バターマサラ


素スパゲティー


カレースパゲティの誕生

 パルサーがなくなったので、今度は別の地場ルルツと言うビールを飲みながら残ったチキンティカとカレースパゲティを平らげました。


ルルズ(Rulzz)ビール

 食後部屋に戻りネットをして11時頃就寝致しました。 これにて長かったブハラ1日旅行は終了です。

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